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「SensoMineR」とは

SensoMineRはRの官能評価パッケージ

SensoMineRはフリーの解析ソフトウェア「R」の官能評価パッケージです。Rにインポートして使います。
官能評価に特化しているため通常の統計ソフトでは面倒な手法(3点試験法やプリファレンスマップなど)が簡単に解析できます。
SensoMineRは操作の簡単なRコマンダーからマウス操作できる点も魅力です。
インポートする際にFactoMineRという多変量解析パッケージもインストールされるので、主成分分析(Principal component analysis; PCA)や多因子分析(Multiple Factor analysis; MFA)、コレスポンデンス分析(Correspondence analysis; CA)など主要な多変量解析がマウス操作でできるようになります。

SensoMineRの本家サイト

SensoMineRで解析できる手法

SensoMineRには様々な関数が含まれています。コンソールから関数として使う分にはすべての機能が使えます。マウス操作に限って解析できる官能評価手法は下記のようになります。

Rコマンダーからマウス操作で解析可能な手法

・3点試験法の設計と分析
・記述型官能評価(Descriptive Aanlysis、Free Choice Profiling、Ideal Profile Methodなどの数量化手法)
・Napping/SortingTaskの解析(RmarkdownによるHTML出力例
・プリファレンスマッピング
・消費者嗜好分析
・パネルパフォーマンス分析
・パネル間比較

コンソール画面から関数を使って解析可能な手法(上記に加えて)

・ヴァーチャルパネルによるシミュレート(ブートストラップ法)
・用語別頻度データ解析(Word-Count based methods Analysis)
・一般化プロクラステス分析(GPA)
・設計(ウィリアムズの設計、最適設計)

SensoMineRのインストール方法

インストール方法はRの画面から行います。
※Rのインストールはこちら(cran)からダウンロードします。

Rのコンソール画面に下記のように入力してEnterキーを押します。
source("http://sensominer.free.fr/install-senso.r")

SensoMineRやFactoMineRに加えてRコマンダーもインストールされます。
すでにRコマンダーをインストールしている場合もこちらの方法でインストールしてください。個別にSensoMineRをインストールするとRコマンダー上にメニューが表示されず、マウス操作できません。

(2017/4/10)R3.3.3バージョンでRコマンダーが起動しないという事象を確認しました。対策は下記ブログを参照してください。

【ブログ記事】R3.3.3でRコマンダーが起動しない問題

SensoMineRの立上げ方法

まず、Rを起動します。
Rのコンソール画面に下記のように入力します。
library(Rcmdr)

Rコマンダーの画面が表示され、メニューにはSensoMineRとFactoMineRが表示されます。
これでSensoMineRがマウス操作で使えるようになります。
(2018/7/17)R3.5.0バージョンではFactoMineRはRコマンダーのメニューに表示されません。 RcmdrPlugin.FactoMineRパッケージを別途インストールすることでRコマンダーのメニューから操作できるようになります。

SensoMineRを使う上での注意点

無料で最新手法が扱えるSensoMineRは魅力ですが使う場合には注意が必要です。

1.データセットの持ち方(データの形式)に注意する。
2.ヘルプに記載されていない解析条件の制約がある(一部)。
3.Rは「完全に無保証」です。SensoMineRも同様です。

弊社ではSensoMineRを使ったデータ解析の活用、Rスクリプトの作成など承っております。
受託開発サービス(Rスクリプト,Excel他)
テキスト「SensoMineRでホリスティック分析入門テキスト(Napping/Projective Mapping)」
テキスト「SensoMineRハンドブック -Rコマンダー編」

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